2021 resilience Masahisa Koike

ナガノオルタナティブ 2021 – レジリエンス –
小池雅久展
「人は何故、山に登るのか~Why do people climb mountains?」 
2021 06/5 thu ~ 07/10 sat
13:00~17:00 入場¥500-(完成展示期間)

2021 07/3 sat ・15:00~ ギャラリートーク 
@ FFS_Warehouse Gallery



na2106-yoko-ura PDF >>

    「人は何故、山に登るのか~Why do people climb mountains?」

    この作品制作をサポートしてくださる人を広く求めています。
    ※作品制作サポート作業に対して金銭的なお支払いはできませんが、以下をお読み頂き、メールまたは電話にて、御連絡・お問い合わせください。
     rikitribal.m.koike@gmail.com
     090-8505-1280

    ◆制作サポートを希望する作品について。
    FlatFileSlash Warehouse Gallery の広さ 80 ㎡ × 高さ4M の空間を使ったインスタレーション(空間表現)作品を、細く製材した杉の角材と土(壁土)を用いて制作します。(作品イメージのドローイング ( 表画像 ) 参照)
    ・サポート制作には、高度な技術、経験は必要ありません。
    ・材料を支える、材料を運び込む…などの簡単な作業の他、壁土を塗る(左官に似た作業)が中心となります。
    ・性別・年齢は問いません。
    ・基本作業時間は、午前 9 時半頃から午後 6 時頃までを予定しています。
    ・午前のみ、午後のみ、一日のみ のサポートも歓迎します。
    ・美術や Art に興味ある方。インスタレーション制作に興味ある方。小池マサヒサの活動に興味ある方のサポートを希望します。
    ※長野市近郊以外、遠方からのサポートして頂ける方の、宿泊等については 別途相談とさせて頂きます。
      
     Artでもない、建築でもない、デザインでもない。「場」をつくることによって、美術とは何か、美術家としての役割とは何であるのか、美は何処にあるのかについてを考え続けながら「いま・ここ」に至っている。
     自分のものづくりの方法が何処か山岳登山に似ているのではないかと思うことがある。とりわけインタレーションという表現方法は、完成した作品を何処か別の場所に移動させたり、保管したり、売買することは難しい。多くの場合、その作品は、展示期間が終了すると同時に解体され、作品は跡形もなく消えて無くなってしまう。自分が美術そして
    Art に興味持ったのは、インスタレーションが持つそうした移動不可能ゆえの物質的、時間的リアリティーであり、この世をつくり出す様々な関係性がそれによって見えてくると感じたからだった。
     FlatFileSlash Warehouse Gallery での展示では、自分がこの世を理解するための手法をここへと持ち込むんでみるつもりだ。そのためには、未だ誰も登頂したことのない、そもそも、そんな山を登ろうとする人は誰もいない、山の名前もない、高さすらわからない山を登ってみようと思っている。あえて登頂は目的としない。限られた時間の中で、
    登りたいと思うところまで登ってみたいと思っている。
     FlatFileSlash Warehouse Gallery を占有できる期間はおよそ1 ヶ月。
    このインスタレーションに要する一連の時間すべてを作品として捉え、搬入から搬出迄すべてを公開で制作します。
    人はなぜ山を登ろうとしたのでしょうか。私はいまもずっと、そのことばかり考えています。小池雅久